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文明開化とアンティーク 浅田京麻 [コミック]

「文明開化とアンティーク」 浅田京麻

これは、明治時代の話です。

洋服屋で働く吉野結子は、元々は武家の出なのですが、明治では
そんなものは通用しない。

お金に困っていたこともあって、持っていた 雪舟の絵を売ろうとしていました。
そして、美術商の霧島堂のある横浜へと出てきました。

美術品には興味があり、外から眺めるだけだったのですが、今日は絵を売るために
とはいえ美術品を見れることに感激してそわそわです。

霧島堂に着いて、店の前をうろうろしていると、急にドアが開き、
イケメンが出てきました。イケメンの名は霧島ミハル ハーフで店主です。

「何かお探しですか、よかったら商品 手に取ってみますか?」と優しい。

「いえ、今日は目的があってきたんです。雪舟というお坊さんの書いた絵を買って
頂きたいと思いまして・・・。」と結子は答えました。

そして、絵を見てもらいました。
「贋作ですね。雪舟は500年近く前の人だ。作品が新しすぎる。」
にべもありませんでした。

「えっ 借金までして買ったんですよ。贋作だなんて・・・」
「雪舟は贋作が多い。しかし、この作品は雪舟に近づこうという努力さえしていない。
贋作と分かった以上ウチは買わない。」

結衣は、がっくりです。絵が売れて楽になると思っていたのに、無一文になってしまいました。

とぼとぼと勤務場所の洋服屋に向かっていると、同じ店の女の子が駆けてきて、
「お店が大変なの、旦那さんが夜逃げをしたらしいの!!」と言うではありませんか。

結衣は、泣きっ面に蜂でした。悪いことは重なるのです。

途方に暮れている結衣のところに、今度は借金取りです。
「すぐに返してくれ!無理なら吉原を紹介する。」
もう、計画的でした。返せるはずのない金を貸して、吉原に高く売る。

結衣は綺麗で、スタイルもいい女性です。口は少々悪いですが、容貌に問題はありません。
金貸しが目を付けるのも分かる気がします。

最悪の状態のところにさっきの霧島堂のイケメン店主ミハルと友人の薬員密吾が通りかかり、
結衣を助けてくれ、おまけに借金を払ってくれました。

結衣は、今度はイケメン店主からお金を借りたことになりました。

霧島堂で、結衣は2人に今までの事情を話しました。
(兄が医者になるため留学していること、そのためにお金が必要だが、
祖父の借金を父親返済するのがやっとで、結局留学費用も借りている。)

結局お金がないということを結衣は2人に話しました。

働いていた洋服屋もなくなり、おまけに贋作までつかまされた結衣は、
どうやってイケメン ミハルにお金を返そうかと悩んでいました。

そこへ、外国人が霧島堂の商品を見に店に入ってきました。

結衣は、はっとひらめき
この外国人の接客を始めました。

英語は喋れませんが、洋服屋で働いていたので外国人に対するコンプレックスはない結衣です。

不思議なくらい、日本語だけで外国人の接客をして、気持ちよくお買い上げ頂きました。

その後、イケメン ミハルに向かって、
「ここで働かせて下さい。言葉は無理ですが、外国人の接客には慣れています。
その働いた給料で、借金を返済させて下さい。」
とお願いしました。

ミハルも、あのような接客はできないし、人も不足している。「雇ってみようか。」と
思いました。

結衣は、無一文の生活からは脱出できたようです。

しかし、結衣は知らなかったのです。

ミハル が ドS だと言うことを・・・・

ここからの展開も見逃せません。

イケメンとベッピン 中々いいカップルですよ。

何かいるっ ・・・・」のようなエロまんがではないですが、結構見応えのある漫画ですよ

「文明開化とアンティーク」 浅田京麻
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